どうもこんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開する「Crossover」で、2か月間ニューヨークの起業家支援プログラムに参加している長村伊織です。
起業家支援プログラムついては、プレスリリースをご参照ください。
僕がニューヨークに来て、はじめに感動した場所は、「タイムズスクエア」です。
そこは、いつもたくさんの人々や路上パフォーマーが集まり、360度に渡り美しいデジタル広告がある魅力的な場所です。滞在期間中、いく度となくタイムズスクエアに行きました。
ある日、多々いる路上パフォーマー中でも、なんと観客を100人ほど集める集団がいることに気づきました。
なぜ、それほどの観客を集めることができたのでしょうか。今回は、彼らの集客方法のポイントお伝えします。
360度広がるデジタル広告という名のアートと活気溢れるタイムズスクエアの魅力
僕はタイムズスクエアに一目惚れをしました。
僕は地下鉄でタイムズスクエア付近を通ることがあれば、毎度地上に降り立ち、散歩をしました。
ここには世界中から人々が集まります。みんな肌の色も違いますし、飛び交っている言語も多様です。さまざまな人種がいて、かつこれほどまでに活気のある場所はほかにないと思っています。
そして360度に広がるデジタル広告はアート作品のように美しいので見飽きません。
また、ここでは、若者たちが路上でいつもダンスパフォーマンスをしています。
同じパフォーマンスにも関わらず、なぜか僕はついつい、見に行ってしまうのです。
人の「同調行動」を活用し、つねに60人以上の観客を集めるパフォーマーの工夫
そこで僕は「なぜ、彼らが同じパフォーマンスをすると気づいているにも関わらず、2回め以降もつい見に行ってしまったか」を考えました。
理由は、多くの人が集まっていて気になるから、でした。彼らの周りにはつねに、60〜100 名ほどは集まっていると思います。
そして、僕は3回め以降の見学となると、パフォーマンスではなく、周りにいる通行人に注目をして人間観察をしていました。
そこで分かったのは、どんな人でも一度は絶対足を止め、パフォーマンスを見ることです。
次に「なぜ、だれでも絶対足を止めて、パフォーマンスを見るのだろう?」と考えたり、インターネットで調べたりしました。
それは人がもつ「同調行動」による影響だそうです。
同調行動とは、まわりの意見や行動に合わせて、自分も同じように行動をしてしまうことです。
人は、人が集まる場所に“つい”行ってしまう習性がある、ということに気づきました。
彼らは観客になりそうな人を見つけては呼び止め、「はい、あなたはここに来て!そして、あなたはここ!」と観客をどんどん集め、360度観客で覆われるようにしていました。
このとき、360度観客で覆われていなければ、僕は行ってなかったかもしれません。彼らはこの習性を意識していると感じました。
つまり、僕もまんまとダンスパフォーマーに仕掛けられていたのです。それに気がついたときは、とても悔しかったですね。(笑)
小さな違和感を見逃さず考えれば、自分のやりたいことは少しずつクリアになる
一方僕は、今回のできごとを通じて人の無意識の習性や心理に気づくことや、知ることはおもしろいな、と感じました。
このように日々の小さなできごとから、自分の興味や関心に気づくことは大事です。
ちょっとした気づきや「なぜ?」と思ったことを深掘りしていくと、想定外の発見があります。
ニューヨークにくる前は、やりたいことがぼやけていた僕ですが、どんどんとやりたいことが明確になって来たように感じています。
引きつづき、「自分がやりたいことはなにか、心躍るものはなにか」を自問自答していきたいと思います。
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