ニューヨーク全体が劇場?!「THE RIDE」で体験するエンターテインメント×ランドスケープが、新しい角度から街を魅せる

こんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開している「Crossover」が提供する、起業家支援プログラムに参加している増澤望美です。


ニューヨークのガイドブックで、必ずと言ってよいほど紹介されているエンターテインメントバス「THE RIDE」


大人気のこのバスは、全席横向きに配置され、天井まで広がる大きなガラス張りの窓から、街の景観やストリートパフォーマンスが楽しめる体験型バスです。


ランドスケープをショーの一部として取り入れたり、バス内を盛り上げるガイドが街の魅力を発信することで、観光客とニューヨークの距離をグッと近づけるこのエンターテインメント。


そこには、ますますニューヨークのファンになってしまう体験がありました。


突如現れるストリートパフォーマーが、ニューヨークの街全体をエンターテインメントに

1番の目玉は、ニューヨークの街をバックに突然出現するパフォーマンスの数々。

街全体を舞台にしてしまう壮大なショーを見ることは、めったにないのではないでしょうか。


それまで街中に溶け込んでいた歩行者、立ち止まって電話していた人たちが急にパフォーマーとなり、ダンス、歌、ラップなどを繰り広げ、目の前に現れるオフブロードウェイに乗客も大喜び。


いつどこでパフォーマーが現れるか分からない状況も、サプライズ感があり一時も目が離せません。


今すでにある景観にスポットライトを当て、エンターテインメントとして活用すること。街の魅力を引き出す手法として、とても斬新でした。


ショーの最中に自分の名前が!?サプライズ演出で体験が特別な思い出に変わる

オプションとして、事前に自分の名前や祝ってもらいたいことを伝えておくと、ショーの最中にガイドやパフォーマーから、お祝いのコメントを聞くことができます。


わたしも利用しましたが、誕生日のお祝いであれば、「のぞみさん、誕生日おめでとう!」という具合に、街中のストリートパフォーマーが、セリフや歌を通して「おめでとう!」と祝福してくれる経験は、忘れられない思い出です。


それに合わせてバス内で沸き上がる乗客からの拍手とお祝いの声。街頭のパフォーマーからお祝いされる歌のプレゼントと、みんなに祝ってもらったことは、忘れられない、嬉しい思い出になりました。


クイズ形式で紹介する興味深いトリビア。だれでもニューヨークをより身近に

ガイドさんが乗客を盛り上げるために話していた、ニューヨークにまつわるトリビアやクイズもおもしろかったです。


たとえば、タイムズスクエアのとあるビルを通りがかったとき。「このビルは広告収入のためだけのビルになっているので、中にはなにも入っていないんです」と、ガイドさんから説明が。乗客からも思わず驚きの声が漏れ、カメラを握る人がたくさんいました。


また、クライスラービルが見えたときは、「このビルは所有者だったウォルター・クライスラーが相続で子どもに残したかったのだが、もし、君たちが子どもだったらどうする?……そうだね、売ってしまったのさ!さぁいくらで売ったのか考えてみよう」


こんな調子でクイズも交えつつ、乗客を盛り上げ、ニューヨークにまつわる話を紹介していました。


ふだん目にしているはずの街並みは、ただ目に入ってくるだけで、そこにある背景や歴史を知ろうとしたり、考えようとしたり、はありませんでした。

ガイドさんがクイズを交え、魅力を伝えてくれられたことで、ニューヨークが自分にとってグッと近い存在になりました。


ニューヨークの街全体をまるで劇場にしてしまう「THE RIDE」

そこには街と人々の心を近づける、ランドスケープとエンターテインメントの融合がありました。



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