NY初出店!日本の漬け物屋経営者による商品認知度アップの工夫。ローカライズと顧客への体験提供が海外進出の秘訣

こんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開する「Crossover」が提供している、起業家支援プログラムに参加している増澤望美です。


起業家支援プログラムついては、プレスリリースをご参照ください。

>>2か月間のニューヨーク滞在費が”無料”に。起業を目指す若者にチャンスを。20代での海外起業から9年目、ニューヨークのシェアハウス&Co-living「Crossover」代表取締役 君島和也よりメッセージも


滞在中、ニューヨークに初出店したお漬け物屋さんの経営者にお会いすることができました。この方は大阪で店舗を構える中島さん。日系スーパーマーケットからポップアップイベントの依頼を受け、1週間出店をされていました。


そこで気づいたのは、はじめての海外進出の際にお客さんに商品を知ってもらう、興味をもってもらうための工夫です。


お漬物もローカライズ?!地元で手に入る野菜から作るお漬物

お店に並んでいたのは、ニューヨークに来てから作られた瓶詰めのお漬物。ニューヨーカーにお漬物を身近に感じてもらうため、使われている食材はニューヨークで手に入るものにこだわったそう。

中にはミニトマトのお漬物など、日本人から見るとユニークに感じるものも。


中島さんは、ニューヨークに着いてすぐ地元のスーパーマーケットに行って、どのような食材が揃えられるのかを確かめ、お漬物作りを始められたそうです。


「ニューヨークで買える野菜でお漬物が作れる」と知ることができれば、生活に取り入れやすくなりそうですよね。しっかりローカライズを意識されているなと思いました。


利便性の高いフリーズドライ商品で、ニューヨーカーの心を掴む

日本から持ってこられていた既成商品もありましたが、それは生のお漬物ではなく、柴漬けや大根漬けなどがフリーズドライされたもの。


初めての海外出店。ご自分で商品をスーツケースに詰めて持って来られていたため、軽くて冷蔵や冷凍の必要のないフリーズドライ商品は、大変便利だと感じられたようです。なにより保存期間が長く、調理が簡単です。


たとえば、ごはんと混ぜる、パスタやお茶漬けにふりかける、など調理も非常に簡単。商品を見た外国のお客さんも、「これはどういう風に使うの?」と興味津々。ニューヨーカーの興味をひく商品だったようです。


持ち運びの利便性だけではなく、お客さんにとっても使いやすい商品は、関心をもってもらえるので、海外での出店の際に心強いですね。


お漬物に親しんでもらうために。スーパーマーケットでの体験教室

商品紹介とともに行われていたのが漬物教室です。開催にあたっては、お漬物の漬け方や食べ方を、ニューヨーカーに知ってもらうねらいがあったよう。


野菜を切るところから始まり、塩を入れて野菜をもむ工程もありました。初心者の力ではなかなか野菜がしんなりせず、参加者で交代しながら作業しているうちに、チームワークが生まれ、教室に笑いが生まれていきました。


参加者が楽しそうにお漬物を作る様子に、通りがかるお客さんも気になった様子。「なにをやっているの?」とよく聞かれました。

そのたびに、参加者がお漬物についての解説をし、お漬物の話題が人々の間で自然と広がっていく……そんな相乗効果が生まれていました。


ニューヨーク初出店に挑戦された中島さんが行った商品を知ってもらう、興味をもってもらうための工夫の数々。そこから、海外進出に活かせる秘訣を知ることができました。

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