チップ文化に馴染みのない大学生がニューヨークでチップを払ってみて、気づいた「本当のお金の価値」とは!?

どうもこんにちは!Crossoverが実施している起業家支援プログラムに参加中の長村伊織です。

いきなりですが、ニューヨークで生活していると日本と違う文化にふれる機会が多くあります。中でも、日本人にはあまり馴染みのないチップ文化。

特にアメリカにやってきたはじめの頃は、どんな人でもつい「チップは余分なお金だ」と思ってしまいがちではないでしょうか。でも、チップはとてもステキな文化です。

チップは「ありがとう」という意味があります。この考え方を理解してさえいれば、チップにイライラせず楽しく過ごせるのかなと思います。


そして実際、ニューヨークに住んでみて思う、現地のリアルなチップ文化を考察していきたいなと思います!




ニューヨーカーは素晴らしいサービススタッフであればたくさんのチップを渡す!?チップは「ありがとう」の表現方法

まず最初に、そもそも「チップとは何なのか」についてです。

チップは「ありがとう」を表すもの。受けたサービスに対して「ありがとう」という気持ちを込めて、サービススタッフに対していくらかの代金を支払うというものです。


次に、ニューヨークのチップ相場です。

外食の際は最低でも合計金額の15〜18%、相場は20%と言われています。デリバリーの際は重さ・大きさにもよりますが3〜4ドルほどで大丈夫かと思います。

タクシーもだいたい15〜20%です。短距離だと1〜3ドルでいいかなと思います。


ちなみにニューヨーカーは満足できないサービススタッフに対しては15%ほどのチップを渡し、素晴らしいサービススタッフに対しては20%以上のチップを渡すそうです。

素晴らしいと思う基準は人それぞれですが、一般的な基準を言うと「こまめに冷水を入れてくれる。料理は美味しいか、と聞いてくれる。何かサービスしてくれる。」などです。


あと、とあるニューヨーカーに聞いたのですが、クリスマスの時期には日頃お世話になっているサービススタッフへ「クリスマスチップ」というチップを渡す習慣があるそうです。




ニューヨークに来た当初は、違和感のある「チップ文化」。だけど、「チップ文化」に慣れてくると、相手の長所に気づくことができる素晴らしい文化だった

ニューヨーク到着後、僕はすぐにジョン・F・ケネディ国際空港からタクシーを使い、目的地であったサニーサイドという街に向かいました。いきなりチップを払う機会がありました。

当時の正直な感想は「なんでタクシーに乗ってあげているのに余分なお金を払わないといけないの?」でした。


でも、チップの本当の意味は「ありがとう」です。そしてチップは「ありがとう」を表現するものです。

1番最初のタクシー乗車の際、文句タラタラだった僕がニューヨークで生活しはじめて、普段からチップを払うようになってからは、サービススタッフに対しての「ありがとう」ポイントを探すようになりました。些細なことにも「ありがとう」って思うようになりました。


このようにして「チップ文化」は、相手の長所を発見できるようになったりさせてくれる素晴らしい文化です。僕は「チップ」という考え方を理解してから、どんな人にもリスペクトの念が生まれるようになりました。とてもいい気づきです。




本当の「お金の価値」を教えてくれた、チップ文化

先ほどもご紹介したように以前の僕は「チップ=規定料金以外の余分なお金」と捉えていました。ですが、その解釈は安易すぎました。チップは、ある種の自己表現です。


いいなと思うサービスを受ければ、多めにチップを渡します。いいなと思えなかったサービスを受ければ、少なめにチップを渡します。

このようにチップは「ありがとう」度合いを表現する大切なツールなのです。このチップ文化にふれてみて気づいたことは「お金はすべて『ありがとう』を数値化したもの」だということです。


たとえば、電車に乗ります。電車賃を払います。あの電車賃は「歩くと疲れるし時間がかかるところを短時間でラクに移動させてくれてありがとう」の支払いです。このように考えると「感謝される人にはお金が集まってくる」ということです。


チップ文化は僕にお金の本当の価値を教えてくれました。異文化にふれると多くの気づきがあります。自分にとって新たな文化に沢山ふれていきたいと思います。

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