一流の経営は、ニューヨークで学ぶ。アメリカのビジネスを知れば、日本での起業成功率がアップする理由

起業をするなら一流になりたい、世界で活躍したい、経営者を目指す人なら誰しもそう思いますよね。そのために求められるスキルとはなにか、またどのように身につけるのか、を知ることは第1歩だと思います。


今回は、2010年よりニューヨーク唯一の日系シェアハウス&Co-livingサービスを展開し、今もなお事業を成長させつづけているTKNY Management Inc.の代表取締役の君島和也に、話を聞いてきました。


ニューヨークだからこそ得ることができる、起業に必要な経験やスキルについて、CrossoverのPRを担うitty selection Inc.所属の星緑がレポートします。



同じ目標をもつプロフェッショナルの存在が、経営者としての成長を加速させる

ニューヨークは夢や目標があって、ビジネスでも挑戦をしたいという人たちが集まる街です。みんな目標があって限られた時間で結果を出すぞ、という覚悟をもった人たちが多くいます。


起業を目指す人にとって、理想とする先輩経営者や、自分と同じように努力している仲間が身近にいることは、目標を達成するためにとても有効です。

たとえば、起業にあたり先輩経営者からは、「それいいね!」と背中を押してもらうことも多かったですし、壁にぶつかったときには、親身になってアドバイスをいただくなど、ロールモデルとする経営者の存在は、大きな支えになりました。


また今でも、自分と同じようにニューヨークで起業して、努力をしている仲間の存在には、いつも刺激を受けています。先日も同業界で起業した20代の経営者仲間に会ったときに、とても興味深いビジネスモデルの話を聞いて、「自分ももっとがんばろう」と刺激を受けたばかりです。


夢や目標をかなえるために、自分で環境をつくることも大切です。自分のやりたいことで挑戦をしている起業家や経営者がいつも近くにいることは、これから起業を目指す人たちにとって、貴重な学びを得られるチャンスになるはずです。



スタートアップこそ事業のビジョンをつくり、周りを巻き込むスキルがなにより大切

アメリカは投資大国と言われるほど、ビジネスにおいて投資が大切です。経営者は事業を成長させるために、投資を受けるためのスキルが欠かせない、ということを知ってほしいです。


たとえば、世界時価総額の上位を占めるGAFA(※1)は、いずれもアメリカを代表するIT企業です。将来性のあるビジョンがあって、スタートアップ時代にはベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの出資を受けて、事業を急成長させてきた、という背景があります。


投資家から出資を受けるためには、企業の価値をさまざまな視点から評価してもらう必要があります。起業家自身が、将来性のある優れたビジョン、成長の先にある世界観を描くことはもちろん、ビジョンを実現するためのビジネスモデルを踏み込んで考え抜くこと、かつそれらを可視化、言語化し、人を巻き込むスキルが必要です。


実は僕が起業した当初は、目の前の売上をつくることが最優先で、投資家から出資を受けるための準備にはあまり力を入れてこなかった、という経緯があります。

もちろん地道に目の前の売上をつくり、事業を成長させていくことも大切です。ですが、ビジネスを取り巻く環境がものすごいスピードで変化している今だからこそ、世界でスタートアップの企業が成長するためには、投資家から出資を受け、仲間を増やすことで、事業を成長させることができる、ということを知ってほしいです。


そのためには、事業のビジョンやビジネスモデルを考え抜くこと、熱意をもって人に伝えて、かつ人を巻き込こむスキルが、世界で活躍する経営者にとって大切です。



ニューヨークなら今すぐ起業に生かせる、英語での実践的なコミュニケーションが学べる

起業をして世界で活躍したい、と考える人にとって、ニューヨークはとくに実践的な英語でのコミュニケーションを学べるというメリットがあります。

英語を学ぶだけであればさまざまな選択肢がありますが、起業を目指す人にとっては、起業家や経営者との会話、スタートアップ企業などのビジネスの現場で実際に使われている英語を、使いながら学ぶのが効果的です。


実際に起業にあたっては、司法書士、行政書士との専門的な話や、ビジネスパートナーやベンダーとのやり取りなどが必要です。そうした状況で使われる単語や表現、相手との距離の取り方や話す内容などを、感覚として身につけるには、単に英語を学ぶだけでは不十分なのです。

将来的に起業をするなら、起業を想定した環境のもとで、実践的な英語でのコミュニケーション手法をまず経験してみることを、おすすめします。


(※1)GAFAとはGoogle/Amazon/Facebook/Appleの4社の頭文字を取って称されています。



(話し手:Crossover 君島和也 / 執筆:itty selection 星緑)

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